じっくりとインタビューできるアナウンサーになってほしい!桑子真帆

人と向き合えるインタビューを極めたい(2010年8月24日スポニチ長野版)

「各局”新戦力”が激白アナトーク
NHK長野・桑子真帆アナ
 NHKの朝やお昼のニュースに登場する今春入局の桑子真帆アナ(23)。画面では緊張した面持ちだが、実際は実にキュートで笑顔が素敵な女性。出身は神奈川でずっと関東で育ってきた。
 −−初めての長野は?
 「山が近くにあるのが感動でした。関東は海はあるけど山は見えないので。それと夏でも朝晩が涼しいですね」
 −−現在の仕事は?
 「テレビ、ラジオのニュース。ほかに高校野球のスタンドリポートとかのど自慢の合間の進行役など、あらゆることをやっています」
 −−アナウンサーを志した動機は?
 「小学生の頃”クローズアップ現代”の国谷優子さんにあこがれていました。でも大きくなるにつれてアナウンサーになるのは難しいとわかってきて、就活は一般企業でした。でも、やっぱりチャレンジしてみようと思ってNHKだけ受けました」
 −−えっ、1社だけ?それで合格とは凄い。勉強は?
 「受けると決めてからNHK日本語センターのスクールに2か月ほど通いました」
 −−合格の決め手は?
 「自分を飾らないように心がけまhした。素のままを出したのがよかったんじゃないでしょうか」
 −−研修内容は?
 「ニュースを呼んだり30秒リポートをしたり…。スポーツの実況もしました」
 −−実況は難しそう。
 「私は野球のことを全然知らなかったんです。ストライクとかボールとか、まず用語から勉強した(笑い)。放送席に座っても最初は全くしゃべれなくて…。でも2日目は徐々にできてきて少し成長しました」
 −−将来やりたい仕事は?
 「インタビューを極めたい。とても大変な仕事だけど、その人と本気で向き合える、そこに魅力を感じています」
 −−アナウンサー志望者にアドバイスを。
 「なぜやりたいか、その理由をしっかり持てれば願いはかなうと思います」
 (聞き手・鶴田 浩)
 ▼NHK長野・田村泰崇副部長 不器用ですが、とても素直で一生懸命取り組むタイプ。まだ放送には生かされていませんが(笑い)。心を許してもらえる人に飛び込んでじっくりとインタビューできるようなアナウンサーになってほしいと思います。

  ◇桑子アナのある一日◇
時間 内容
6:00 出社
6:55 テレビのニュース
7:56
午前 控えている仕事の準備など
12:15 テレビのニュース
午後 仕事の準備など、その後帰宅

桑子 真帆(くわこ・まほ)1987年(昭和62)5月30日、神奈川県川崎市生まれの23歳。東京・鴎友(おうゆう)学園女子校−東京外語大(チェコ語専攻)を経て今春NHK入局。趣味はおいしいものを食べること(長野ではおやきがお気に入り)、買い物、楽器演奏(ピアノ、クラリネット、サックスなど)。1m59cm、血液型A。