+Lhacaの脆弱性を治す■【特効楽】■

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 おそらく日本では最もユーザが多い解凍ソフトウェア「+Lhaca(ラカ)」に未パッチの脆弱性(ぜい弱性)が発覚したとの報道があった。(Lhaca File Archiver Unspecified Stack Buffer Overflow Vulnerability

対象ソフトウェア

 ソフトウェア名称:「Lhaca」「+Lhaca」の通常版、デラックス版共通でバージョン1.22まで。すなわち本日公開のバージョン以外の全てのユーザが該当する。
 対象のOSはWindows98、WindowsVistaを含むWindowsXP等の全てのウィンドウズ。

被害内容

 xxx.lzhファイルに含まれるウイルスは「Trojan.Lhdropper」「TROJ_LHDROPPER.A」として検出され、WindowsXP上でバージョン1.22までの「+Lhaca」で解凍されるとシステムフォルダにバックドアが開き、ネットからPCを乗っ取られる可能性がある。
 またlzhファイルには無害のワープロソフト「一太郎」のファイルも含まれており、日本人を狙った精巧さも持っている。

状況

 いずれにせよ脆弱性を指摘された「+Lhaca」の作者・村山富男氏が、strcpy()やstrcat()をstrncp()やstrncat()に置き換えた修正版の「Lhaca123.exe」を発表した。2007年7月13日に最新版「Lhaca124.exe」を公開。

対策

 私が日頃使っているLHAユーティリティ32は解凍時の書庫のヘッダ処理がUNLHA32.DLLなので関係ないが、OSを新調したときなどインストールを含めた+Lhacaの使い勝手の良さはピカ一!だと昔から痛感している。
 こんな古いソフトを更新してくれた作者への敬意を込めて「Lhaca124.exe」へ更新しておきましょう。
入手・ダウンロード方法
作者のページ http://park8.wakwak.com/~app/Lhaca/ を開く
『お知らせ:報じられているlzhファイルに関する脆弱性は本サイトにて配布している+Lhacaには存在しません(バッファーオーバーフロー問題に関して)』をクリックする。詳細な動作確認の後に正式版にする旨を読む。
上から3行目の「Lhaca124.EXE」をクリックして適当なフォルダにダウンロードする。どうせ後で消すのでダウンロードする場所を迷ったらデスクトップでも良いです。
インストール方法
「Lhaca124.exe」をダブルクリックする
C:\Program Files\Lhaca にインストールしますかと聞いてくるので旧バージョンと同じ場所を指定します。分からない場合はそのままで良いでしょう。
このインストーラは、
 「Lhaca.exe」「cnxtmenu.dll」「readme.txt」の3ファイルをC:\Program Files\Lhacaにコピーして
 readme.txtファイルを開き、
 デスクトップにのショートカットを作ります。
ただそれだけです。レジストリの設定も行いませんし、別途DLLも不要です。
設定方法
デスクトップの上の+Lhacaのショートカットアイコンをダブルクリックします。
解凍先だけは指定しておきましょう。私は「ファイルと同じ場所」です。忙しい人はデスクトップやその他(固定フォルダ)でも良いでしょうし、時間がある人は「解凍のたびに指定」でも良いでしょう。
私は、関連付けはしていません。(常時はLHAユーティリティ32を使っているため)
使用方法
解凍したいxxx.lzhファイルをドラッグしてデスクトップ上の+Lhacaのアイコンの上でドロップするだけです。
 ちなみにLHAユーティリティ32などで使っているUNLHA32.DLLのホームページに、この脆弱性についての説明がありました。
 http://www2.nsknet.or.jp/~micco/notes/headerBOF.htm

 過去の更新履歴
 http://www2.nsknet.or.jp/~micco/mysoft/ounlha32.htm

 最新のUNLHA32.DLLは、Ver 2.62b (ULH3262B.EXE 520KB,2007/11/12) です。地道な更新に感謝感謝です。