レールのテルミット溶接

 テルミット溶接とは
 金属酸化物と金属アルミニウムとの粉末混合物に着火すると、アルミニウムは金属酸化物を還元しながら高温を発生する。この還元性と高熱により目的の金属融塊は下部に沈降し、純粋な金属が得られる。この性質を利用した溶接を言う。
 溶接方法として、フラッシュ溶接、ガス圧接、エンクローズアーク溶接がありますが、テルミット溶接は、使用器具が軽量で機動性に優れ、さらに溶接時間が比較的短いなどの理由により、現地溶接法として広く採用され、JRグループのレール溶接総施工数のうち約4割を占めています。
 参考『レールのテルミット溶接方法』(鉄道総研のパテントシリーズ124) RRR 2010.08 http://bunken.rtri.or.jp/PDF/cdroms1/0004/2010/0004005301.pdf
 参考『テルミット溶接工法によるレール溶接の進歩』(鉄道技術アラカルト77) RRR 2010.10 http://bunken.rtri.or.jp/PDF/cdroms1/0004/2010/0004005331.pdf
 参考- YouTube JR総研 レール溶接(テルミット溶接thermite process)実演 http://www.youtube.com/watch?v=rvdf2FaE3sI

 また保守コスト削減や騒音・振動の低減のためロングレールの適用が一般的になっており、非常に浅い角度で斜めにカットされた「伸縮継ぎ目」が採用されています。
 このため,車輪は通常の継ぎ目のような隙間や急激な段差を越えることなく通過することができるのです。この構造はまた,ロングレールの大きな温度膨張(夏と冬でその差数十cmにもなるらしい)を外側へ張り出したレールに逃がす働きも合わせもっています。