マイクロソフトがCPU100%問題を密かに修正
マイクロソフトはWindows XPでCPU使用率が100%に貼り付くリソース消費問題を静かに修正した。
svchost.exeのCPUを食い潰すバグは昔から発生していて、その都度マイクロソフトは対処を繰り返していたが、昨年から再び顕著化していた。マイクロソフトは1月の定例アップデートで、昨年から続いていた今回のWindows XPのリソース消費問題にやっと成功した模様である。
昨年のWindowsUpdateから、WindwosXPで起動直後から「svchost.exe」プロセスがCPUリソースを大量に消費し、ユーザ動作が異常に遅くなる状態になっていた。症状
原因はWindows UpdateでのInternet Explorerの古い更新プログラムだった。原因
マイクロソフトはこの度、古い更新プログラムを期限切れとする対策でこの問題を解決した。対処
Microsoftでは昨年10月の定例アップデートでも同様の修正を試みたが失敗し、ユーザからの非難に「年末年始も休まずに調査を行い、新年には問題を解決したい」とコメントしていた。その他
なお、日本マイクロソフト セキュリティ サポート部門 WSUS 担当チームのブログでは、注意
『今月公開分のセキュリティ更新プログラムでは、KB2898785 (昨年 12 月リリース) より新しい IE の累積更新プログラムは公開いたしておりません。
そのため、KB2898785 が適用済みのコンピューターへの動作確認につきましては、新しい IE の累積更新プログラムが公開された後 (来月のセキュリティ更新プログラムのリリース日以降) にご確認下さいますようお願いいたします。』
と述べている。KB2898785 が適用済みの場合はもう暫く待つ必要がありそうだ。
『【続報】 Windows XP や Windows Server 2003 環境において、Windows Update 実行時に Svchost.exe の CPU 使用率が 100 % となる、時間を大幅に要する』(Japan WSUS Support Team Blog)から
http://blogs.technet.com/b/jpwsus/archive/2014/01/16/windows_2d00_xp_2d00_windows_2d00_server_2d00_2003_2d00_windows_2d00_update_2d00_svchost_2d00_exe_2d00_cpu_2d00_100_2d00_zokuhou.aspx
『Microsoft、Windows XPのリソース消費問題を静かに修正』(スラッシュドット・ジャパン)参考
http://it.slashdot.jp/story/14/01/19/0523226/
『Confirmed: Microsoft Fixes SVCHOST Issue for Windows XP』( Windows IT Pro)
http://windowsitpro.com/windows-xp/confirmed-microsoft-fixes-svchost-issue-windows-xp
『Microsoft Quietly Fixes Windows XP Resource Hog Problem』(Redmond Magazine)
http://redmondmag.com/articles/2014/01/16/windows-xp-resource-hog.aspx
『January updates: Something new, something old』(Windows Secrets)
http://windowssecrets.com/patch-watch/january-updates-something-new-something-old/
『SVChost issue now fixed』(SBS Diva Blog)
http://msmvps.com/blogs/bradley/archive/2014/01/15/svchost-issue-now-fixed.aspx