Egg Drop Contest エッグ・ドロップ・コンテスト をやろう!

Egg Drop Contest エッグドロップコンテストをやってみよう!
価値

  • ハラハラ感
  • 卵を大切にしよう

下調べ(1)

  • 目的

自らの意志と発想により、与えられた課題について着想力と創造力を駆使して問題解決の道筋を模索し、実現するための手法を学ぶ。

  • 概要

単純な機能を有する小型構造物を少人数のグループで設計製作し、公開競技会・技術報告会などを通して機構学、解析力学、材料力学等を実践的に習得するとともに工学的な創造性・独創性を養う。具体的には、全員に同一の課題(毎年変更)を与えて、小型構造物(はり、ロボット、ウインチ等)の設計製作を行う。作業中に生じたトラブルとそれをどのように解決したかという作業報告書を提出する。最後に公開競技会および発想プレゼンテーションを行う。

  • 課題

2人1チームでA2ケント紙を1枚使って,8階から落下させても中の卵が割れない緩衝器を設計・製作する。(2人1作品)

  • 規定

使用できるケント紙はA2・1枚以内である。
接着は両面テープを使用する。
競技は,ピニール袋に入った卵を1つ作品に固定して8階から静かに落とす。
卵が割れなかった作品のうち,最も軽量な作品を優勝とする。ただし,作品の重さには,卵およびビニール袋の重量を含まないものとする。
他班の作品の真似をしてはならない。

  • 表彰

最優秀作品賞(競技で優勝した作品)
最優秀デザイン賞(アイデアの素晴らしい作品)
最優秀発表賞(プレゼンテーションの成績が最も良かった者)
下調べ(2)Egg Drop Contestとは?
Egg Drop Contest(エッグ・ドロップ・コンテスト)は米国で、教育プログラムの一環として考え出されました。子供のみならず大学生や大人でも楽しめるポピュラーなイベントとして世界各地で盛んに行われています。
競技のルールはいたって簡単。生卵をなんらかの装置に載せて所定の高さ(お好みによって変わります)から落下させ、卵が割れていなければ合格です。さらに装置の重さや落下時間などで得点を計算して順位を競ったりもします。
いかにして卵が割れないように装置を工夫するのかが、このEgg Drop Contestの醍醐味です。さらに熟達してくると高得点をねらう装置が作りたくなりますよね。得点計算の式はのようになっています。「正確性」というのは落下地点にある標的の倍率のことです。
得点=10000×正確性/(重量[g]+(時間[秒]×100))
この式から得点を高くするにはどうしたらいいか考えてみると、「軽い」「速く落ちる」「まっすぐ落ちる」という三つの条件をクリアしたものが高得点になることが分かりますね。「軽く」するためには装置をシンプルに、「速く落ちる」ためには空気抵抗が小さい形に、「まっすぐ落ちる」ためには風に流されないようにする必要があります。また「速く」落ちると地面に衝突するときの衝撃が大きくなるわけで、卵を守るためのクッションを工夫しなくてはいけません……などなど、考えているだけでも楽しくなってきます。
この装置を工夫するアイデアを競うことで、子供たちの創造性は強く刺激されます。また大人たちにとっても、ものを創造することはとても魅力的なことなのです。
下調べ(3)実際のイベント例。「5階の高さ」「意外と広さが必要」「他人の落下を見ると盛り上がる」「落下した卵の取り出しに時間が掛かる」「姿勢制御も意外と重要」「パラシュートが一番割れないが」
2002年10月27日に東工大で小学生も含めたコンテストが行われています。http://techtech.valdes.titech.ac.jp/~techtech/egg/index.htm
「ケント紙の場合はショックアブソーバー方式が最も効率が良いらしい」